山道(371号)
731 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/15 14:53 ID:XRcafM0C
夕暮れの中、橋本方面へ向かう山道(371号)をしばらく快調に下りていたのですが、
カーブを回ったところで前輪がプシューという音とともにパンク。
「おいおい山に引き止められているのか?」と頭の中で笑いつつ
チューブを調べてみるとバルブの根元のふちの部分が切れていました。
こんなところも切れたりするんだと思いながら修理を終え、
また走り始めると、ものの五分もしない内に背後でバサッという音が。
驚いて振り向くと、先ほど修理したときに閉め忘れた自転車バッグから
般若心経と納経帳が道ぎりぎりの所に落ちていました。
下は崖だったので納経帳が下に落ちなくてよかったと思いながらも、
それからはあまりスピードを出さず安全運転で下山しました。
はっきり言ってオカルトでもなんでもないのですが、
暮れていく山の中を一人で走っていると、小心者の自分は
なんでもない事にびくつき、怖い思いが想起されてしまう。
こういう事が昔で言う物の怪になっていくのだなぁと思ったのは
町へ降りてしばらくしてからの話。
(パンクの箇所も自分が知らないだけでよくある事かもしれないし、
二つ目に関しては完全なる不注意。崖下に落ちなかったのも
ガードレールにうまくぶつかってくれただけだと思う。)
それよりも怖かったのは10キロほど山道を降りたときに見つけた
落石のため通行禁止という看板(もちろん落石が怖いのではなく、今きた道を戻らなければ
いけないのかと思った為。その道は通してもらえたけれど。)と
ふもと付近ですれ違った推定70歳くらいの自転車に乗ったおじいさんでした。
(今からじゃ確実に途中で日が暮れるのに)