クラブの夏合宿


465 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/01 22:38 ID:hnwm6+CQ
私が工房1年で、クラブの夏合宿した時。 
学校からの援助もあり、海辺の2階建てロッジ?みたいなのを借りきってケッコウ豪勢だった。 
ロッジに到着し、アレコレ買出し班、掃除班、夕食準備斑と分かれて作業へ。 
しかし、はしゃぎまくった私と仲間3人は、2階の寝室でいつまでも遊んでいた。 
そこは和室だった。人数分の布団が山積みにされていた。 
消防みたいにその山を崖に見立ててよじ登り飛び降りたりした。 
そこへ階下から先輩の声がかかる。 
「ちょっとお! T子さんとY実さんは買出しでしょ! N江さんは台所班じゃない、降りてらっしゃいよ」 
はーいと返答。T子とY実は階下へ。 
私もすぐ後を追おうとしたけど、崩れた布団の山の中でもたついた。 
すると、仰向けになり、両手をついて上体を起こそうとした瞬間、びしーん! と変な音がして金縛り。 
まだ昼過ぎで窓からは明るい陽光・・・ 深夜にお約束? の金縛りなんてちょっと変なのなんて思うゆとりさえあった。 
が、直後、びんびん耳鳴りが。周囲の音が一切掻き消え、目の前の明るい空間に火の玉が浮かび上がった。 
それは円を描くように回転し、中央に大玉、周囲を囲むように小さい火の玉があり、 
やがて何回転目かで、中央の大玉正面?が私の方向を向いて空中で停止した。なんと、それは人の顔だった。 
げっと思って、そして、火の玉は一瞬にして弾け飛び、私の金縛りは解けた。 
階下へ駆け下り今見た出来事を話そうとしたが、 
「んもう、いつまでも子供みたく遊んでて」 
と、先輩はお小言言って私の話など聞いてくれなかった ・・・くすん 

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