一度見てしまったら…

616 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/04/11 17:46 ID:Zd1CTAxU
予め断わっておきますが、8、9歳のころに体験した話なのでカナーリ曖昧です。
しかも話はマジなので全然恐くありません。(ほんのりレベルかも怪しい) 
>>617が本題ですので読み飛ばして下さって結構です。

その日、俺の家に年上の従兄弟達3人が遊びに来ました。
時刻は7時頃、季節は忘れましたが外はもう真っ暗だったことを覚えています。
俺の妹も含めた5人は、親達が隣の祖父の家に居る間
2階の俺の家の階段に一番近い部屋で楽しく遊んでいたのですが、
俺と従兄弟とで喧嘩になってしまい、俺は泣きながら、L字型の階段を暗い1階へと降り、
隣の祖父の家へ向かおうとしました。
その時、音も無く暗がりから階段を降りてすぐ右手にある玄関へ駆けてきた人型の何かと
階段の踊り場で方向転換をした俺の目があいました。
俺は悲鳴をあげる事もできずに泡をくって階段をかけ上がり、従兄弟達の居る部屋へ。
多分彼等は俺の尋常じゃ無い様子に疑問を感じたでしょうが、
俺は見てはいけないモノを見た気がして何も言いませんでした。
落ち着いた後、あれは隣の家の誰かが用事で俺ん家に来て、帰って行った所を目撃したに
違い無いと無理矢理自分を納得させて、従兄弟と一緒に祖父の家へ行きました。
そこで誰か隣の家に行った人がいないか聞きましたが、当然、該当者などあるはずも無く、
今では、人型のアレは首が無かったり全身グロテスクな緑色をしていたんじゃなかったか
と妄想を巡らす、遠い日の記憶です。

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