錆びたナイフ

461 名前:錆びたナイフ 投稿日:2000/08/24(木) 22:16
「錆びたナイフ」という恐い話を中学生の妹から聞きました。 
クラスではやっているそうです。 

オギノという背が低く、風俗の呼び込みや使い走りをやっている人がいた。 
彼は住み込みではたらいていて、頭が悪いのか給料もあまりはらってもらえないでいた。 
あるとき、お店のお金を数千円使ってしまったか何かして、店にバレた。 
店の人は彼をいつも虫けらのように扱っていたから、このときは 
ものすごく怒って、空き地へつれだし、めちゃくちゃリンチをかけようとした。 
まず、ボロぎれを口につっこみ、声を出なくさせ、腕を押さえつけて、指のつめを 
ニッパーではがしにかかった。あばれるし、うまくはがせないので、そぐ感じにな 
った。そのうち、店の人がまた数人加わって、10人近い男女が加わった。 
彼の両手のつめがなくなることには、まわりの人間はなぜか残虐なことをしている 
という気もうせて、エスカレートしていった。 
一人が、錆びた折りたたみ式のナイフがおちているのを見つけたので、次に彼の歯のすきまに 
いれ勢いよくねじった。 
もうそのころには、まわりはそれを見て笑うようになった。 
それから耳や頬を切り取ろうとしたが、錆びたナイフなのでなかなか切れなくて、 
肉をちぎりきる感じになっていた。切っている人は、そのときは血まみれになりながらも、 
楽しそうにおこなっていった。顔中血だらけで、反応が鈍くなったので、周囲の誰かが 
かつらを作ろうと言い始めて、最後に彼の頭の皮にきりこみをいれていった。 
そのとき、またオギノの意識が戻って、大声で絶叫し始めたので、彼をその 
空き地の横の家と家のすきまに放り込んで、ダンボールをかぶせ、リンチを終えた。 
しかし、彼は建物のすきまづたいにはってきて、反対側の道路に出てきたところを 
新聞配達の人に発見され、病院に収容された。 
かろうじて命をとりとめたが、顔は無残で、口も耳も使えず、発狂していた。 
オギノはそのうち病院を脱け出し、その後の行方はわからなくなっている。 
しかし、リンチにかかわった風俗店の人間も、その後、発狂し電車に飛び込んだり、 
首をつったりした。また行方不明になったものもいて、その後、リンチのおこなわれた 
場所で、肉のついた爪や、歯、頭皮が大量にうめられているのが見つかり、 
また血のついた錆びたナイフが転がっていた。 
行方不明になる前の女のひとりは、真夜中に友人に、家に帰ってきたらベランダに人がいる、 
こっちを見て口を大きく開けて絶叫している、という半狂乱の電話をかけてきて、その後、 
いなくなった。 

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