母親が育った家

505 名前:1/2 :04/04/05 11:20
自分の母親から聞いた話なんだが、
母親が育った家がほんのり怖かったそうだ
夜、家族が一階でテレビを見ていると
誰もいないはずの二階から階段を下りてくる音がする、
同じく誰もいないはずの風呂場に人の気配がする、
そんな事はしょっちゅうだったらしい
さらに、体の大きさが握りこぶし二つ分はある
あしだかぐもが出る、
母が高校を卒業するときにその家から転居したが
転居するまで、なぜか母は怖くて”何か”が出る事は
家族にもいえなかったし、家族もそのことについて触れなかったそうだ

自分に母が、怪談として話してくれたのだが
祖母がうちに遊びに来たときに
母が「あの家に何かいたよね」
と母親(自分の祖母)にきいたら、さらっと
「だってあの家は、戦争で壊れた○○の社長のお屋敷の廃材で
建てた家だったんだもの、なんかいてもおかしくないでしょ」
と言った。
さらに、母達が転居した後その家の跡地には3軒ほどの
小さな家が建ったのだが、阪神大震災でどれも全壊してしまった。

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