羨ましい話

585 本当にあった怖い名無し 2013/11/01(金) 19:02:15.71 ID:aUbOeC6FO
ちょっと意味不明な話だけど話すね 
家の曾祖父の弟子の爺さんから聞いた話だけど 

曾祖父をリーダーに家の村には猟師グループがあったそうだ。 
~1970年位まで続いてたらしい 
主に兎、雉、たまに猪を取ってたみたい 
で、家には炭焼き小屋があった。 
家から3Km位離れた山の中なんだけど、猟中は泊まる事もあったそうだ。 
で、その弟子の爺さんが山菜取り(きのこ狩り)で家まで帰るのが面倒なため家の小屋に泊まったそうだ、
時間は午後6時くらいと言えど暗くて滑ってコケたら怪我は免れないと思い悪いと思いながらも宿泊した。 
朝になったら帰るつもりで 
火鉢に火を興してると足音が近づいてくる 
?、と思いながらも一応用心して腰の鉈に手をかけて待ってた 
すると「コンコン」とノックされ女性の声で「すみません、誰かいますか?」と聞こえる 
返事をすると 
「道に迷ってしまいました、どうすればいいんでしょうか?」 
と情けない声がしたので中へ入れてあげた 

話を聞くと仲間ときのこ狩りをしてたら迷ってしまいここまで来た 
途中でおじさんを見つけたので付いてきたが小屋に入ったのでどうしようか迷ったが暗くなるし仕方ないと思い近づいたらしい。 
結構な量のキノコをカゴに入れてたしモノノケの類いではないと思い泊める事に 
世間話などしながら背中に背負ってたリュックから焼酎を出し勧めると女性も呑んでキノコを肴に盛り上がったそうだ 
女性は30過ぎで会社員だと言ってた。 
酒も入り寝ようと横になると女性も近くに寄ってきて横になる。 
で、イチャイチャが始まりセクロス。 
酔っ払いながらも三回もしたと自慢してたw 
当時は40半ばの妻帯者のくせに…そして泥のように眠り朝が来た。 
女性は恥ずかしそうに挨拶してたらしい 
一緒に小屋を出て爺さんは林道を下り女性は林道を登って行った 
登って山を越えれば隣町だから大丈夫だろうと思って別れたらしい 
見送ってると二回くらい振り返ったのが気になったと言ってた 
その夕方、気になりまた山小屋へ爺さんは行った 
そしたら女性はまだ居た。「きっと来てくれる」と思ってたと言われちょっと怖かったんだって 
で、その夜もセクロス三昧… 
朝になり今日は帰るか聞くと暇だし今日も居ると答える。で、今日は美味いものを持っていくと約束して山小屋をおりた。 
また夕方山小屋へいく 
女性はまともなご飯にたいへん喜んだらしい。 
で、またセクロス三昧… 
此処ばかり強調する爺さんに嫉妬したのは言うまでもない。 
そして朝、一緒に山小屋を後にして別れたが二度と来なかったそうだ。 
だいたい、四日も行方不明なら捜索願いくらい出てるはずだと不思議がる 
自分もそう思う、村人に聞いても行方不明など知らないと言われたそうだ。今は小屋も失くなり炭焼きも辞めた家の山の杉林が大木に成長してるだけだ 
爺さんは去年亡くなった。 

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