ホテルの地縛霊

191 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 02:55
ビックリして今飛び起きた! 
現在新宿某ホテル滞在中。 
テレビをつけっぱなしで寝てたのだが、一度深い眠りに 
落ちてから意識が戻ってきた。 
浅い意識の中でテレビの音を聞いていた。 
と、その音に混じって女の笑い声? 
最初はうふふふ・・・と小さな声でテレビの音に混じっている 
感じに聞こえていたのが、つい今し方、俺の耳元で 
「うふふふ」 
と、はっきり聞こえた! 
耳元だよ、耳元! 
まだ心臓がドキドキしてるぞ。 
も~、あかん、今夜は寝られへんやん。 
明日は大事な商談があるっちゅうーにぃ。 

195 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 03:36
あ。 
やっと繋げられた。 
おい、この部屋おかしいぞ? 
さっき191で書き込みした後、急に携帯が鳴り出すし、 
今はテーブルの上 

203 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 04:50
がた、し 

  が 繋げたと思うと勝手に落ちる。 
タダの故障で済ませられる範囲の異常じゃない。 
書き込もうと思って文章を書くそばから消されるし、 
かと思うと195の書き込みみたく途中で送信させられるし。 

この文章だってまと 

   え で、もー勘弁してくれ!! 


206 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 04:59
cs^ w2w eza7zq0, t; 
4222/// 
t; dyd24 tm 

207 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 05:02
ももももちつけ! 


209 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 05:09
>>206 のかな打ち 

そと?てふて いつちやつたよねかれ(外? 行っちゃったよね彼) 

うふふふめめめ 
かれしんしふう かも(彼紳士風かも) 

213 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/26 05:14
そとへでていっちゃったわねかれ 
うふふふ・・・・ 
かれしんじゃうかも
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916 名前:1/6 投稿日:03/08/29 19:54
最初に断っておくが、正直長いよ。 
けど、自分でもまだ整理がついていない部分もあり、文章を書くのが 
苦手なもんだからこんなふうにしかまとめられなかった。 
とにかく、記憶にあるものを整理して順序立てて話をしてみるけど、 
長いので、読みきれん!という人はすまんがスルーして欲しい。 

8月25日、今週の月曜日。 
上司の命で、俺は東京に出張になった。 
翌26日の午前中に、取引相手と納入商品の詳細を確認した上で契約書類に 
判を押し、午後に地元へ戻るという予定だった。 
午前中に社内で仕事をこなし、午後の新幹線で東京に到着した。 
先にホテルにチェックインし、夕食を外で済ませたあと、西口の大型カメラ店を 
うろついて安売りのデジカメを一つ購入してホテルに戻った。 
ホテルのフロントで部屋の鍵を受け取った時、フロント左手にあるロビーに 
ふと目をやると、ソファの横に立ってこちらを見ている20代後半くらいの女と 
目が合った。が、目が合ったのは一瞬で、すぐにその女はエレベーターの 
方へ向かって歩いていった。 
俺的にはストライクゾーンかなー、くらいにしか思わなかったが、 
でも明らかにその女は、その時周囲にいた誰よりも印象に残ったのは 
間違いなかった。 

部屋に戻ってから持参したノートパソコンを広げ、明日の契約に関して必要な 
データ等をチェックし、当日のメールをチェックしてからシャワーを浴びた。 
後から思い出すとおかしなことはこの頃から起こり始めた。 
まず、シャワーを浴びて出た時のこと。 
ノートパソが閉じてある。まず、あれ?と思ったことだった。 
メールチェックした後、確かそのままにしてシャワーを浴びに入ったはず 
だったのだが・・・閉めた記憶はないのだが、あれー?、という感じだった。 
そして次は、携帯だった。 
11時を過ぎた頃、携帯が鳴ったので出てみたが、切れていた。 
着信履歴を見ると会社の同僚からだったのですぐに折り返しかけてみると、 
そいつは電話などしていないと言う。 
嘘ついてんのか?、とも思ったが、これが2度目のあれー?だった。 

もともとおれは霊感などないし、霊の存在など信じていなかった。 
だから、すべてあれー?で片づけられたのだが、その次はさすがにあれー? 
では片づけられない感じになってきた。 
部屋をノックする音が聞こえたので、3度目のコンコンと叩く音が鳴ったのと 
ほぼ同時に覗き窓を覗いたのだが、しかし外には誰も見えない。 
子供のイタズラか?と思ってすぐにドアを開けたが、しかし誰もいない。 
廊下はシーンとしている。 
さすがに不気味になりそのへんの隠れられそうな場所をくまなく見てまわったが、 
やはり何の気配もない。 
あれー・・・? 

それからさすがに気味が悪くなった俺は、当然の如くテレビをつけ明かりという 
明かりをすべて点灯させた。そしていまの出来事を何とか理屈で説明しようと 
躍起になった。大丈夫、別に不思議なことでも何でもないと自分に言い聞かせた。 
その後はしばらく何事も起こらなかったが、やっぱり何となくすぐ寝る気には 
なれなくて、ネットを見てまわっていた。 
そしていつの間にかウトウトしてしまった。 
数時間寝た頃に、ふと意識が戻ってきた。 
テレビの音がぼんやり聞こえていた。 
うふふふ・・・ 
ん? 
テレビの音に混じって変な声が聞こえるぞ・・・? 
次の瞬間だった。 
「うふふふ・・・」

俺は飛び起きた。 
耳元に女の息が残っている感じがした。 
その「うふふふ」はそんなふうに、モロ耳元で聞こえたのだ。 
心臓がバクバクと鳴っていた。 
あまりに仰天したため何をどうすれば自分が落ち着くのかわからず、 
そばにあったパソでネットを巡りながら落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせた。 
そしてそのうちにこのスレにたどり着いた。 
俺は今の出来事を、このスレの191に書き込んだ。 
正直、心臓はバクバクいっているものの、自分が怖い夢を見ただけのことと 
自分に言い聞かせたこともあったし、また、いっそこういうリアルタイムな 
怖い体験?を書き込んだらみんな喜ぶんじゃないかと思ったこともあって書き込んだものだった。 
しかし、その後もおかしなことは続いた。 
最初は普通に書き込みができたものの、その後から急にパソが落ちる、 
書き込もうとしてキーを叩いていると途中でいきなり送信されてしまう、 
携帯が鳴り出すが出ると切れている、テーブルの上に置いてあった広告紙が 
風もないのに急にふわっと飛んで床に落ちる、などなど。 
明らかに何かがおかしいから、寝ることもできない。 
しかし、その元凶はもちろん姿を見せない。 
そして、自分への説明、言い聞かせもそろそろ限界に来た。 
もう、いい加減にして欲しい! 
・・・と思って書き込んだのが、203だ。 
そして俺は、外が白み始めたのを見てこの部屋を出て行った。 

喫茶店でコーヒーを飲み、早めになってしまった食事を済ませ・・・ 
イヤだなと思いながらもしぶしぶ俺は部屋に戻った。 
戻ってすぐに帰り支度を済ませ、何があろうと俺は目を向けないぞと思い 
ながら荷物を持って、俺は部屋を飛び出した。 
フロントで「お早いですね」と言われたけど、「ええまあ」とだけ 
答えた。何度かあの部屋は何かあった部屋なのか?と聞こうとしたが、 
結局やめておいた。 
もう二度とかかわりたくない、と思ったからだ。 

地元へ帰ってからは何事もなく、会社へ無事契約終了の報告を入れてから 
自宅へ戻った。そして、2チャンのこのスレを見て俺は血の気が引いた。 
自分の書き込みの後にあった、206のかな打ち文字。 
誰かが親切にもかな打ちを解読してくれていたおかげで、俺はその書き込みの 
内容を理解できたが・・・なんだ、この内容は!? 
その日は一人でいたくないので、事情を話して友人のところに 
泊めてもらうことにした。 

翌日の水曜日に、知り合いの知り合いを通じてある人の元へ行った。 
泊めてもらった友人に一緒について行ってもらったよ、一人じゃ怖いし 
何が起こるかわからんからね。 

で、そこで真っ先に言われたこと。 
「あなた、ホテルで地縛霊を拾って来ちゃったわね」 
どうやらその霊はかなり強い怨念を持っているらしく、ホテルのロビーを 
うろついている時に俺とたまたま波長が合ってしまったのだという。 
そう、あのロビーで目が合った女だ。 
自分の存在を認識できる人間になら誰にでもその怨念をぶつけてくるという 
タチの悪いものだったそうで、もう少し気がつくのが遅かったらマジで 
ヤバかったのだそうだ。 
霊感などないと思っていた俺なのになぜ?と思ったが、その人の曰く、 
「波長さえ合えば誰でも見ることができるのよ」 
だそうである。そうして本当に「たまたま」波長が合ってしまった俺は、 
しっかりと守護してくれている先祖のおかげで守られながらここまで 
来れたのだという。 
結局、その人にしっかりと地縛霊を鎮めてもらい、上に昇ってもらった。 
それからは今の今まで何事もなく経過している。 
そして今日になって、やっとこうして書き込む気が起こって来たので、 
みんなに報告することにした。 
中途半端な書き込みで終わるより事の顛末をきちんと報告した方が 
良いと思ったので、ね。 

でも、これでもうおしまい。 
これ以後はもうこの話はしないことにするし、詳細をこれ以上話す気も 
ないので悪しからず。 
最後まで読んでくれた人、ありがとう。

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