ピンポン小僧

847 名前:ピンポン小僧 :03/10/17 11:15
おまいらちいちゃい頃近所で噂の怪しい人の家ピンポンダッシュした事はなかろうか・・・・
漏れはある。
もうばり怖いよ。
その香具師は近所でも評判の異常者で、というかその頃は市営のマンションだったが最上階にそいつは住んでいた。
身なりは汚く一応嫁がいて、こいつはうまんばを想像してくれたらいい。
毎日夫婦喧嘩は耐えなく、ぶつかり音や割れ音叫び声は毎日の日課ですた。
あぁ歳は40後半から50前半位だったかな。
帰る家があるのに近くにもう何年も路駐していた廃車に寝泊りする事が多かったな・・・・
その車を近所のがきんちょ厨達と覗きに行った事があるんだが、子供だった厨らにはちょっとしょっくですた。
中には 酒カップの空、なかには未開封のも。エロ本、包丁、小銭が剥き出しに・・・ 
あとは衣類やくつ類、新聞に、動物の骨と思われるもの?
けして鳥ではなかった・・・
などなど、すごく異臭がして汚かったのを覚えている・・・・ 

続きだがある日、厨らが遊んでいるうちにやる事がなくなってしまい、その時厨の中の厨ともゆうべき奴が突然「おいっ○○の家行ってみようぜ」といいだした。
(このアポは・・・・)満場一致でそう思ったはずだ。 
かくして厨らは(たしか6人位)おそるおそるそのマンションの最上階へと一歩一歩駒を進めた。
(餓鬼は怖いもの知らずだ)
最上階に着き、それは言いだしっぺの厨が実行する事になった・・・・
残りの厨は一段下で待機だ。
意を決した厨ボスはピンポンを鳴らす。
そしてだっしゅみんなダッシュ。
とにかくダッシュ。
最上階までの道のりを半分位まで退き帰しただろうか・・
立ち止まり、様子を伺うが反応はゼロだ・・・
おかしいな・・ 
「いないのか?」
ここで言っておくがかっぺの会話なので実際は標準語ではない。 
「いやいるだろうあいついつもいるぞ」
ドキドキしながら会話は弾む・・・ 

「おしっもっぺんいくぞ!!」
彼は言った。
誰かはもうわかるよね・・・・ 
2回目・・・・
さっきと同じようにピンポンそしてだっしゅ、ひたすらダッシュ 
また中央付近まで逃げ降りたところで振り返り様子を伺う・・・・
反応はない・・・・ 
「やっぱいないじゃん」
ぜぇぜぇ言いながらみんな落ち着こうと腰を下ろした。 
その時・・・厨の1人が、「おるよ!」
他厨「はぁ?」
厨1は言う「いやおったよ戸が開いた。確認はしてないけど閉まる音もした」
・・・言っちまった・・・
厨ボスは「もう一回」・・・ 
バカは死なないと治らない。 
3回目・・・・
方法は同じ、他厨は一段下で待機、厨ボスが意を決して挑む・・・
しかし何かが今までと違う。
いや何も違わないが確かに場の空気先ほどまでとは異質だ・・・ 
「ピンポ~~ン」
やっちまった・・・
前回までと一緒だみんなだっしゅひたすらダッシュ・・・ 
しかし・・・・・
「ガチャ・・・」
空いた・・・空いてしまった。
次の瞬間がきんちょには痛すぎる光景が!!!!」 

なんと今まで怖くて遠巻きにしか見れなかった近所でも評判の香具師が包丁片手に追いかけてくるではないか・・・・
もちろんみんな一斉にお約束・・・
「お母さ~ん!!」 
今は笑えるがもちろんその時は本気も本気だ。
だっしゅ、ひたすらダッシュ・・・・ 
あの時のいつも慣れている階段は限りなく長かった・・・
一番最下階まで脇目も触れず下りると後ろを振り返る。
すると、一番逃げ遅れた厨が追いつかれそうになっているではないか・・・ 
そう一番接近した厨ボスだ・・・・
ナメスレではないが、テレポートしたい気まんまんだったであろう・・・・
かわいそうに・・・
しかし他厨もそんな余裕などない。
様子を伺いながらダッシュしていると・・・
「あっ!!!」
なんと厨ボスが捕まりそうな勢いだ・・・
みんな息を飲んだ。 
「がしっ」・・・
捕まった。
みんな唖然としていると、
「何しとんじゃ!!!」 
それは間一髪の出来事だった。
厨らの1人のヲヤジだった。
土建屋の親分でいかつすぎるいでたちは2ちゃんではDQNだががきんちょの俺らには仮面ライダーなみのかっこよさですた。 

結局、包丁は持ってきたものの子供ながらに使用する様子もなかったと感じていた。
その香具師は土建屋のおいちゃんに大目玉。
そして厨らも大目玉・・・・
それぞれ帰って大説教ですた。
汚い文でごめんなさい。 
仮面ライダーをこよなく愛すがきんちょの話ですた(でも実話) 


・・・・しかしあの頃からうまんばの姿はみなくなったな・・・
もしかして殺害されて押入れなどに・・・・ 

前の話へ

次の話へ