車の下の子供

799 名前:宏文 ◆CDzYIXY7ec :03/10/10 23:21
今から19年前、僕が小学1年生の時の出来事です。 
1984年10月10日体育の日その日、僕は学校の近くの公園で友達とかくれんぼをして遊んでいました。
お昼過ぎから遊んでいた僕は、夕方近くになりそろそろ家に帰らないといけない時間になってました。 
最後の1回ということになり、見つかりにくい場所に隠れてやろうと、隠れるのは公園内だけというルールを破って公園の隣のアパートの駐車場に隠れに行きました。 
駐車場には数台の車が止まっていて、僕は目に付いた青いスポーツカーの横に隠れようと行ってみると、何かが目に入りました。 
その青いスポーツカーの下から、誰かが下に潜り込んでるような感じで足が見えていたのです。
僕の履いているのとそっくりのスニーカーを履いた子供の足でした。
僕は先に誰か友達が隠れてるんだと思い車の下をのぞき込むと、僕と同じ位の半袖のシャツを着た子供が横たわってました。
うつ伏せで顔は見えません。
そしてよく見てみると、気が付きました。
頭の所から血のようなものが広がっていたんです。 
怖くなった僕は、その場からすぐに逃げ出し、公園に戻りました。 
公園に戻ると友達は全員いて凄く安心したんです。 
友達は僕が途中で出てきたから、公園の外に出ていたのに気が付いてみんな怒りました。
でも僕は全員揃っていたことが凄く嬉しかったんです。 
結局、そのかくれんぼを最後に、時間も遅くなり出していたので帰ることになりました。
もう時間は午後4時を過ぎてました。 
秋風が半袖のシャツでは寒いくらいの夕方、家まであと数分のところまで帰ってきたとき、僕は青いスポーツカーに跳ねられ、午後11時21分病院で死にました。 

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