知っているのか、いないのか

262 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/09/04 13:25
小話をひとつ。 

ほんのり怖いかどうかは分からないけど。 
ちょっと前、本屋さんで並んでいる本に向かって結構な声のデカさで 
何やら文句を言っている若い男の人がいた。見た目は普通のあんちゃん。 
立ち読みをしている人を押しのけて並んでいる本を覗いては 
「○○じゃない!どうなってんだ・・なんとかかんとか~!」 
・・周りの人も私もキチだと判断。黙ってシカトしているとそこへ 
キレイめな若い女性が・・。 
「あ!いた!○○君!待ったぁ?ごめんね、待たせて。行こ☆」 
キチ「あ、おう。平気~。」 
↑腕を組んで本屋を出てゆく。 
彼女来たのは、ちょうど静かになった時だった。 
来た瞬間、男の人は全くの健常者のしゃべりに戻っていた。 
彼女は知っているのか・・いないのか。 

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