本物は

644 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/08/12 05:29
「ほんのり」と題されてる割には結構怖い話も多いんで、恐縮ですが話させてください。 
割と最近・・・えーと、あ、6月17日の話(日記に書いてありました)。 

学校が午前中で終わり、帰宅したのが昼少し過ぎ。 
3時半からのバイトまで数時間しか空いてないけど、少し疲れてたので昼寝をすることにした。 
うとうとし始めたとき、廊下を飼い犬(小型犬)が歩いてくる音が聞こえた。 
犬は部屋に入ってきて(ドアは開けっ放しなんで)ベッドに上がり、私の足元で丸くなった。 
犬はいつも、誰かが寝ていると一緒にくっついて寝るので、 
私は「足が動かしづらいなぁ」と思いながらも黙って目を閉じていた。 
すると、犬が足元から頭のほうへ、布団の上をぽすぽすと移動する感触がした。 
しかしおかしい。だって、足元には犬の重みがそのまま残っている。 
あれ、と思う頃には犬は私の顔に、どうやら鼻を寄せていた。フンフンといつも聞く鼻を鳴らす音がしている。 
また次の瞬間には、後頭部でも犬の気配がして(仰向けじゃなくて右耳を枕につけて寝てた)、 
匂いをかいでいる様子がわかった。 

長いみたいなんで分けます。 

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