必死の訴え
51 : シャカリキ : 2005/07/21(木) 09:52:32
某府の某ダム行った時の事なんだけど・・・
朝4:00頃だったっけな、まだ薄暗かった。
車3台程置ける小場所に車止めて運転席のシート倒して横になってた。
明け方を待つだけだったんで、ガラス越しにうっすらと見える獣道の様な所を
ボ~っと見てたんだ。そしたらカサッカサッっと音がして「ん?」と
集中して見てたら人が出てきた。そいつはこっち向って歩いてきて、ドアの横
に来たらガラスを申し訳なさそうに軽くコンコンと叩いた。中学生位の印象。
少し戸惑い、何となく怖かったんだがキーをONにしてガラス下げて目の前のそいつを
見たら、明らかに通常の人間の雰囲気とは違ってた。
頭や顔はびしょ濡れ状態なのに服はそんなに濡れておらず、おかしいなと思って
「なんですか?」と聞いてみたら「俺、知らない人に殺されたみたいなんです」
と言ってきた。俺は幽霊見ちゃったよ~と心で声掛けたが、頭真っ白になって
言葉がなにも浮かばなくなって、口をポカーンと空けてそいつを凝視していた
そいつは俺の顔を見ず、俺の助手席側のイスを瞬きせずに無表情で見ていて、再び
「こっちなんです」と言いそのまま後ろ向いて来た道を戻っていった。
それはもう歩くというか、地面を滑るようにスーっと歩いて行った。
もう周りも明るくなって来たくらいかな、我に返ってすぐに帰ってきました。
幽霊を見たのは4回目で、会話交わしたのは初めてです。
そういえば、周り薄暗かったのに、何故かそいつはハッキリとみえた。
でも不思議な事にそいつの顔や服装がどんなだったか今は思い出せないんだ・・・
地元の百姓?さんみたいな人にさりげなく聞いても「そんな話聞いた事もないなぁ~」
って感じで、「いいもの見たなあ!」程度でした。
声色はほんとに普通の少年って感じでした。少年の去った獣道には怖くて行けなかった。
帰りはFMラジオ大音量で帰ってきましたよw