苦痛の時間

100 本当にあった怖い名無し sage 2012/04/03(火) 12:45:24.10 ID:mrXeXCuu0

 もう10年も前の話なんだが当時高校生だった俺は親父に引きづられて嫌々長芋ほりや山菜採りなんか参加させられてたんだ。 
で、やっぱ遊びたい盛りなのにたまの塾が無い日曜にそんなのに引っ張り出されてぶつくさ言いながら知ってる山菜を詰んだり 
それっぽい蔓を見つけて親父に声をかけて掘るのを傍観してたんだ 
 昼の弁当を食ってまた山菜をぶつぶつ言いながら屈んで手の届く範囲で詰み終わって 
腰を上げたら夕方になってた。あれは山の神様が哀れんで時間を早送りにしてくれたのかねえ 
ちなみに袋の山菜は時間が飛んだ分増えてたとかそういうのはなかった 

106 本当にあった怖い名無し sage 2012/04/03(火) 20:24:13.33 ID:mrXeXCuu0
>>101 
親父は自分の意見と合わない意見は全て間違ってるという脳筋で頑固な性格だったから 
言ったところで信じて貰えないので馴れない山登りで疲れて寝てたって言っておいた 

「せっかく気分転換に山に連れてきてやったのに!」 
「どうせなら部屋でごろ寝したかった!」 
で夕闇が迫る中、山奥で鎌を持った男二人が口論という図 
端から見たらとんだ修羅場だよ、でも苦痛の時間が飛んだのには感謝してる 
ありがとう神様 

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