自分の顔
455 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/08/01 00:59
大学生の頃かな、、おいら金縛りに良くあう体質でさ、、
でもそんな怖い思いをしたことは無かったから、すっかりフィジカル的な事だと思っていた。
要するに脳みそは起きているけど、体が寝ている状態なんだろうと勝手に思っていたんだわな、、
もちろん怖い怖いと思うと、勝手に妄想膨らませちゃって、怖い思いをする訳なんだが、、
そんなもん中学くらいに卒業して、金縛りにあっても別に怖いと思わなければ何にもおこらんことも
知っていた。大学の時には、どうやったら金縛りから抜けられるかもだいたいコツをつかんでいて、
結構疲れるけど、巧く金縛りとつきあっていたと思う。金縛りから抜けたら、洗面所に行って顔を洗って、
そんで多少水分を補給すれば、その夜は再び金縛りにあうこともないってな感じで、、、
で、ある蒸し暑い夏の夜、仰向けに寝てて金縛りにあった。背中は熱くなるし、汗で気持ち悪いのが
わかっていても寝返り打てない。やっとの思いで眠っている身体を動かして、這うようにして洗面所に
いった。で顔を洗って、なにげなく、鏡に映った自分の顔を見た。
何かがおかしい、、
自分の顔じゃないみたいなんだわ、、
目が充血していて赤いみたいなんだけど、、なんか尋常な赤さじゃないのね、、、
なんか怖くなって、その場に立ちすくんで、鏡に映った自分の顔を凝視する羽目になったんだが、、、
自分の顔と違うんじゃないかと恐怖感がもたげてくると、どんどん鏡に映っている自分の顔もヤバク
なっていくのよ、、、
自分口を閉じているつもりなんだけど、、鏡の自分、口が開いてる、、
ダラーっと口が開いているんだわ、、、で、口の中で何かがモゾモゾ動いてるのよ、、、
で、目の赤さが黒目まで浸食しはじめて、、
恐怖感がどんどん増してきて、気がついたら布団で仰向けに寝てて、朝だった。
まあぶっちゃけ洗面所に行ったのも、鏡に映った顔も全部、夢だったんだと思うが、、
そのときは「その手があったか~、金縛りめ~、、」と思ったよ、、