陰謀説


803 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/01/23(水) 11:05:13.15 ID:wRsWFzTV0
知り合いの話 

夕方、山中の高速道路を急ぐでもなく気ままなドライブを楽しんでいた。 
道は山の等高線をなめる様に切通しのカーブを描いていく。 

ふとバックミラーを見ると、切通しの脇の道路上に黒い人影が立っているのが見えた。 
「あれ、さっき通った時には人などいなかったのに」 
と思う間もなくその人影はミラーの中でバサバサと崩れて見えなくなった。 

「まるで枯葉の山が崩れる様だった」 

黄昏てたとは言えまだ陽も出ていたし、上から人が飛び降りれる様な切通しでもなかった。 

「それからはコーナーを過ぎる度にバックミラーが気になってね・・・・」 

結局それは陽が完全に没し、あたりが暗闇に包まれるまで数回、現れたという。 

「それを見る度に速度が上がっちゃってさぁ、危うくオービスに引っ掛かるところだった 
 警察もあんな連中まで使って点数稼ぎするなんて汚いよなぁ」 

突っ込んだら負け、なのだろうか? 
 

前の話へ

次の話へ