トイレでのレポート作成

349 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/07 01:34
>>347 
似たような体験をした事がある。今から話す事は、酔っぱらいの戯言なんで 
読みにくかったり、ツッコミどころ多い上に、文章力もあまり無いので何か 
支離滅裂な文章になってしまうと思うが、まあ大目に見てくだされ。実話です。 

自衛隊って聞くと、皆さんは何を想像しますか? 軍隊? 警備員? それとも 
お役所仕事の公務員? そのどれもが正解です。数年前私は、海上自衛隊に入隊 
しました。入隊当初は3~4ヶ月月は山奥の基地に閉じこめられましてね。敬礼 
の仕方から銃の撃ち方まで仕込まれます。毎日が訓練で、陸、空は分りませんが、 
こと海に関しては体力的な事以上に頭脳や躾的な面が鍛えられます。ある日、上官 
から所感文(レポートみたいなもの)を命ぜられ、明日の朝までに提出しなければ 
ならなくなりました。取りかかったのは午後十時過ぎ。締め切りは翌朝の7時。 

十時には消灯なんで、トイレでレポートを書かざるを得ません。個室で教官に見つ 
からないようにシコシコと書いてました。男だけの環境なので、夜中はH本を手に 
した男がひっきりなしに個室を出入りします。足音と扉の音で人の気配が分ります 
が、一時を過ぎる頃には、その気配もなくなりました。個室のドアに持たれるよう 
に用紙を敷いて書き続ける俺。静寂の闇の中。しかし、異変はいきなり起った。 

「ガタガタ! ガタガタガタガタガタ! ドンドンドンドンドン!」 

突然ドアが激しく揺れた。足音は一切しなかったのに。誰だ一体? 呆然としな 
がらも、ドアを開けたら誰も居ない。トイレの一番奥の掃除用具入れ。そこに人 
1人が隠れるスペースがある。俺は覗いてみようと思ったが、何か人ならざる者 
と対面し、とりつかない事態になりそうな気がして、トレイを出た。向こうから 
同期の知り合いがやってきた。「今、トイレから誰か出て行かなかった?」そう 
聞いた俺に、彼は「いや、誰もおらんかったよ」と答えるばかり。 

その当時はガクブルで眠れませんでしたが(その基地は防空壕とか死体引き上げとか 
霊話に事かかなかった場所hなので)、きっと、彼の地の先人が、そんなレポート事前に 
仕上げろとイタズラまじりに警告してくれたんだろうと今は思います。拍子抜けでスンマソン。 

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