292 あなたのうしろに名無しさんが・・・ sage 03/09/25 23:28 聞いた話。 その杣取りは、毎朝桜の木の根元にあるお地蔵さまに手を合わせるのを日課としていた。 ある日、手を合わせている最中にお地蔵さまの顔が何処となく悲しげに見えた。 そこで、五分咲きの桜の枝を手折りお地蔵さまの足元に添えた。 夕刻山から下りてくると、満開となった桜の枝がお地蔵さまの頭を貫いていた。