下界の強烈な光

233 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/04/25 23:49
20歳くらいの時、中学の同級生と一緒に花火に出かけた 
キャンプ場へと続く山道の途中で 
少し広くなっているところがあるからそこに車を停めてダベることにした 
持ってきた花火も終わり、夜10時を回って 
車も通らなくなり静かな夜だった 
下の方を見ると、高速の灯りなどがキレイで 
ちょっと盛り上がって昔話などをしていた。 

遠くにすごく明るい光の固まりがあった。 
とにかく凄く明るくて、しかもデカイ。 
みんなで「なんだろうね?」、と言いつつ見ていたら 
フッと消えてしまった。 
しかし、とにかく光の固まりが尋常じゃない程に大きかったので 
素人野球のためのナイター付けている球場かな、と思っていた。 
(実際はそちらの方向に野球場なぞ無かったわけだが) 
帰るためにその辺を片づけていたら 
後ろの藪の向こうに頭部大の灯りが見えた。これもすごく明るかった。 
見えては、見えなくなり、また見える。 
多分、山道を走る車のヘッドライトだと思っていたが一向に車が来ない。 
(後から思えば、車のエンジン音なんか全く聞こえなかったわけで) 

なぜだか、あの時皆テンションが高くて 
(中学卒業以来久しぶりに会ったので懐かしかったんだな~) 
不思議な事もそう変だと思わずに過ごして帰ってきた。 

何年も過ぎて思い出してふと 

「男3人に女一人でよく車で遊びになんか逝ってたな、自分」 

と思いほんのり恐くなりますた(w 

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