石
216 名前:はぎょろも ◆QUZn1XtA3g :03/04/25 09:30
Y____Y
↑(゚ д ゚) これは小学生の頃の話だ。
何年生だったかは忘れたが、低学年だったと思う。
海に遠足に行ったのだ。
別に普通の遠足だった。
しかし、不思議なことに海岸を歩いている時に急に石が拾いたくなったのだ。
その海岸は砂地ではなく、大きな岩や小さな石がごろごろしているような海岸だった。
後から思い返してみれば奇妙な衝動だった。
ここに来た証拠のようなものが欲しくなったのだ。
漏れは実に何気なく、手近な石を拾ってポケットにしまった。
そして、家について、母親に誇らしげに拾った石を見せた。
すると、母は妙な顔をする。
「この石の模様、なんか顔に見えない?」
漏れはそう言われて、石を確かめる。
なるほど、確かに幼い女の子の顔に見えるような白い模様がある。
・・・いや、顔だ。
良く観れば、服の襟まではっきりと浮かび上がっているではないか。
漏れと母は気味が悪くなって家の前のドブ川にその石を捨てた。
以上、漏れの貴重な恐怖体験。
しかし、詰まらんな。