球電現象

413 :本当にあった怖い名無し[sage] :2010/03/12(金) 18:39:05 ID:2PvkFV6d0
自分が中学の時の話。 
ひどい雷雨だった次の日、クラス一ふざけた野郎だったNちゃんが 
めちゃくちゃ興奮しながら教室に飛び込むなり 
「オレ昨夜すげえもん見た!」 
なんでも、雷見物しようと窓を開けたら、 
いきなり光るボールのようなものが飛んできて 
あいた窓から室内に飛び込み 
床の上をシューシュー音を立てながら転げ回り 
あちこちにはねかえった後、あいてた窓から「生き物みたいに」するりと出てったそうだ。
で、じゅうたんの表面は焦げてたと。 
クラス中だれもが冗談と思い笑いものにしたが 
本人は泣きそうな顔して「ほんとだってば、てめえらいい加減にしろよ!!」 
じゃ科学の先生に聞いてみようということになり、ちょうど一時間目だったんでみんなで聞いてみたら 
「ありますよ、球電現象ですね。非常に珍しいけどちょうどそんな感じです。いいもの見ましたね」 
あっさりNの名誉は回復した。その時の奴の得意そうな顔を忘れられない。 
その話を母親にしたら、今まで怖くて誰にも話せなかったが 
小さいころばあちゃんと縁側に座ってたら、 
バレーボールくらいの大きさの光る玉が松の木の上から飛んできて 
赤から青に色を変えながら庭をさまよい、ぱっと消えたと。 
ばあちゃんに「人魂じゃ、誰にもいったらおえんぞ」と言われてずっと誰にも聞けなかったという話をされた。 
そんな現象が実際にあると聞いてすごく安心したと。 
おまけに自分の伯父は、電柱に向かって立ちションしてる時、ごうごうといいながら光る白い玉が 
自分と電柱の間をすり抜けて仰天し 
そのまま高熱を出したことああると言ってた。 
その記憶はうちの母も証言してくれた。「火の玉が出た」といったまま寝込んでたという思い出として。
いいけどさ、球電現象ってそんなホイホイみられるものなんだろうか? 
昔は多かったのか?


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