恐怖の15分間
741 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/03/08 00:50
数年前、友人が一人暮らししてるアパートに遊びに行ったとき。
そのアパートは荒川土手沿いにあり夜中な事もありひっそりとしてました。
車だったのでアパートからちょっと離れた街灯も無い真っ暗な場所に路駐して、
助手席にあった荷物まとめてふと気配を感じて顔を上げたらおばあちゃんが
助手席の窓から覗き込んでた。
それだけでも死ぬかと思ったが、もしかしたら路駐を怒られるのかと思って
窓を開けてみる事に。
しかし、時間は深夜2時くらいで「おかしいな?」とは思った。
そして窓を開けて「何でしょうか?」と聞いてみた。
帰ってきた答えは意味不明で、俗に言う徘徊ボケ老人でした。
僕の事を息子の嫁さんか何かと思っているようで何でこんな
所に置き去りにしていくのか?とか寒いじゃないか!と怒ってる模様。
ちょっと尋常じゃなく、関わってられないなと思い車から降りて
友人宅に向かおうとしたら走って追っかけてくるし、、。
携帯でドアを開けるように友人に頼んだ。
「何で?」とか言われたが焦って「いいから!いいから!」しか言えない。
アパートまでは直線なのでドアが開くのを確認して数年ぶりの
本気ダッシュで駆け込みカギをしめた、何でそこまでするかと言うと
走ってる最中に後ろを見たら何かブツブツ言いながら付いて来てる
お婆ちゃんが見えたから。
友人が「ど~したのさ?」と聞いてきたが、答える間もなく、、。
「ガンッ!ドンドンドン!」
と外からドアを叩くような音が。
続いてガチャガチャとノブを回し始めました。
「開けなさい!どうしてこんな仕打ちをするの!コラッ!」
その時点で友人もヤヴァイと感じたらしく「何があった?」と
僕に聞いてきました。
簡単に説明して覗き穴から外を見ると、、思いっきり目が合ってしまい
ました、、。
腰が抜けそうになりつつ、友人に覗くように言ったらまだ見てたらしく
二人でガクガクしながら部屋に戻り警察に電話しました。
到着までは15分ほどでしたが、その間ず~っとドアを叩いたりノブを回したり
道路に面してる雨戸を開けようとしたり、何か叫んだり。
本気でこっちも狂いそうになってました。
結局警察が到着して保護してくれました。
事情聴取みたいの受けたのですが、おばあちゃんは後ろで
まだ叫んでるんですよね。
で、警察の人がお婆ちゃんを僕らの前に連れてきて
「娘さんじゃないでしょ?男の人でしょ?」と諭したら納得したようだが
今度は友人が息子になっちゃって「あんた!ここで何してんの!」ってw
その後、僕の車の路駐をついでに注意して引き上げていきまいした。
友人とはそのまま力尽きて遊びに行くのを中止して撤収。
ま、オチはないのですが当時は本気で怖かったです、はい。
ちなみに、数日後に友人が一人の時に再登場してくれたらしいです。