幽体離脱

980: 本当にあった怖い名無し:2011/08/29(月) 12:44:56.54 ID:OfyqIdC90
初投下。
ある日の事なんだが、幽体離脱のようなものをした。
朝方、自分は病室に立っていて、ベッドに誰か横たわってた。
頭に包帯をぐるぐる巻いてたので、顔が少し見える感じだった。

周りには医師が何人か立ってて、自分自身はその場にいる誰にも気付かれなかった。
興味本位で、ベッドに横たわる女性を触ろうとした時「バシッ」って叩かれた。
どうやらこの人だけには自分が見えていたようだった。

そこで目が覚めた。
その時、自分はぼんやりと、その女性が自分の知り合いのおばさんだったなー、と思っていた。
時刻は五時過ぎ。いつもは七時半に起きるのに、その日は早かった。

すると電話が鳴った。
おじいちゃんが受話器を取って、会話をしていたんだが。
あの叔母さんは亡くなってしまったのだと聞かされた。

それ以来、誰かが倒れたり亡くなる前は、幽体離脱をしてしまう。

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